無線でネットワークを使う時のセキュリティを強化する
自宅、または仕事場のインターネット接続にはどんな機器を使っていますか?
小規模の場合には、家庭用の、無線が使えるブロードバンドルーターを使っている場合が多いのではないでしょうか。
最近は「無線LANルーター」とか「Wi-Fiルーター」などという名前で呼ばれていることが多いようです。
自宅、または仕事場内でのネットワークを構築し、そこからインターネットへも出られるようにする役割の機器です。
これらのルータは、機器にログインして設定ができることをご存知でしょうか。
初めて使う時、ケーブルを接続して、QRコードを読み込んだり、ルーターのボタンを長押ししたりするだけで、簡単にスマホやPCなどをWi-Fi接続できますが、その他にもルータにログインして行う設定の変更でいろいろなことができます。
特にセキュリティ強化の方法は、覚えておくと安心です。
機種により、できることや設定方法はいろいろですが、これはいいかも、というのがあれば、付属のマニュアルで調べてみてください。
ほとんどのメーカーでは、サイトでマニュアルを見られるので、「マニュアルなんてどこかに行っちゃった」という私のような人でも助かりますよね ♪
また、最近は、下記のような難しい言葉抜きに、より簡単に設定できるものも多くなってきています。安心と簡単が手に入ればこんないいことはありません ♪
目次
例えば、ファームウェアのアップデート
ファームウェアとは機器を制御するためのソフトウェアのことで、Windowsの Windows Update のように、セキュリティ上の脆弱性があった場合にも、メーカー側ではファームウェアのアップデートで問題を解決できるようにしてくれる場合が多くありますので、たまに確認するといいと思います。
どんなにガチガチにセキュリティを強化しても、脆弱性があっては何もなりませんから。
例えば、MACアドレスフィルタリング機能
スマホでもパソコンでも機器固有のアドレス(MACアドレス)を持っています。
これを使って、登録されている機器からしかデータ通信できないようにアクセス制限をかけることができます。
この機能をONにしていたのを忘れて、新しいスマホが接続できない!と青くなった経験があるのは私だけでしょうか・・・
例えば、ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)
スマホやパソコンなどからWi-Fiのネットワーク選択画面を見ると、たくさんのネットワーク名(SSID)が表示されます。
自分が子機を追加するときには便利ですが、検索されたときに知らせないようにする方法がこの機能です。
見えなければいたずらされにくい、ということですね。
例えば、Wi-Fiルーター本体の管理パスワードを変更
パスワードは定期的に変更する!という当たり前のルールがなかなか難しいですが、ルーターではパスワードの変え方も、そもそも変えていいのかもわからない、という人も多いのではないでしょうか。
絶対忘れないようにして、パスワードを変えてみてください!
例えば、暗号化
これはほとんどの場合、工場出荷状態で、その設定がされています。
無線で送受信するデータを暗号化することで、第三者からの傍受や盗聴からデータを守ることができます。
子機を設定するときには、暗号化キーが必要になります。
こんなセキュリティの方法があるというものをざっと挙げてみました。
無線は便利ですが、誰にでも使われてしまう可能性があり、改ざんされてインターネットに送られたら大変な情報もたくさんあると思います。
ご自分で管理しなければいけない方は、ぜひ一度確認してみてください。
ただし、上記の設定変更は、誰も使っていないときに行ってくださいね。
あれれ、つながらない!
ということがあると、ヒンシュクものですから。