IP電話とひかり電話ってなに?
以前客先でお話をしているとき、「この電話ってIP電話なの?」と質問されることが結構ありました。
CATVのネット&電話サービスを利用していたり、フレッツ光でネットと電話を契約していることがほとんどで、「IP電話だと思いますよ」とお答えしていたんですが、
今日、自宅で使っているAu ONE の電話のことでサポートの方とお話をしていた時、「あなたの契約はIP電話ではなく、ひかり電話ですよ」と言われました。
「違うの・・・?」
違うのだそうです。
ネットワークの勉強をちょっとかじった人のほうが、IPのパケット通信を利用して電話を送受信するのがIP電話、と思ってしまっているのかもしれません。
サービス会社などで、微妙に言い回しが違っていたりして、辞書にかけるようなしっかりとしたものはないように思います。
IP電話とは、IPというインターネット上でのデータ通信の方法を定めた規約を使って、音声をアナログではなく、少しずつのかたまり(パケットと呼ばれる単位)のデジタルデータに変換して通話ができるようにしている電話のことです。
これは広い意味の解釈のようです。
狭い意味では、上記の内容で、050などの電話番号で、パソコンや特別な電話機が必要になるもの、通話料が無料であったり、かなり安く使えたりするもの、が狭義のIP電話のようです。
ひかり電話とは、フレッツ光と合わせて利用できる光ファイバーを使った電話のサービスです。
そして、光ファイバーを使ったIP電話、というのが省略されて、一般的に使われている固定電話をひかり電話という場合がでてきたもかもしれません。
これらのサービスは、インターネットサービスと一緒に電話サービスを契約し、電話番号も電話機もアナログ回線で使っていたものでも問題なく使えるものです。
例えばau などでは無料通話可能なIP電話サービスは2013年6月17日 (月) に申込受付を終了。2016年6月末までにサービス提供を終了。
最近では、パソコンやスマホを使ってLineやSkipeで無料通話ができたりもして、狭義のIP電話はあまり使わなくなるのかもしれませんね。